【10/10　中村さん恐怖体験　後編～】

一瞬にして背筋が凍りつきました。

「うわぁ！見てしもたぁ～」

と頭の中で思いながら、でも、この白い物体を確認せずに帰るわけにはいかない！そこで意を決して電気をつけてみることに。するとそこには、マスクを着けた「岩井さん」が立っていました。岩井さんは今はもう定年退職されて事務所にはいませんが、当時は2階で測量の業務をされていました。

「岩井さんだったんだぁ」

「電気を全部消した方が、パソコンの電源が切れているかどうか分かりやすいんだよね。」

真っ暗闇の中で、上下に揺れる白い物体の正体はマスクでした。たぶん、これが私の人生で一番の霊的な恐怖体験です。霊ではなかったけど。

司法書士部門の中村です。朝晩はかなり涼しくなって来ましたね。夏のおばけシーズンも終わってしまいましたが、今回は私の恐怖体験を語ってみようと思います。最近はほとんど残業することは無いのですが、10年ほど前はよく残業していました。その日は夜の9時頃まで仕事をし、「あとは、1階のパソコンと電気を消して、2階の電機の消し忘れが無いかを確認して帰ろう。」と思っていました。1階の電気を消した後、2階へ上がっていくと、電気はすべて消され、真っ暗になっていました。

「よし、消し忘れはなさそうだ。帰ろっと。」

と思ったその時です。私は見てしまったのです。真っ暗闇の中で、上下に揺れながら動く白い物体を、、、。つづく。